2年目看護師の1年を振り返って 2025年8月15日

2024年4月に新卒で入職した3名に、看護師1年目で苦労したことや成長した点などを振り返っていただきました。

A病棟所属
【一般病棟:循環器内科・心臓血管外科・脳神経外科】

 

佐山さん
 私がこの病院に入職してきて初めての頃は、看護師としてやっていけるのか、そして先輩たちのように一人前の看護師になれるのか、大きな不安を抱えていました。
 日々の業務では、さまざまな処置やケア、薬剤や患者さんの病態について、わからないことばかりでした。休憩時間や業務の合間には、急いで本やインターネットで調べ物をすることも頻繁にありました。しかし、そうした努力を続けていくうちに、少しずつ知識が身につき、やがて自信をもって処置やケアを行えるようになりました。

 この1年間を振り返ると、辛いことや苦しいことも多くありました。思うように患者さんのケアができなかったり、自分の未熟さを痛感したりすることもありました。それでも、患者さんの「ありがとう」という言葉や、先輩方の温かいサポートに支えられ、充実した1年間を過ごすことができたと感じています。

 

吉田さん
 A病棟を志望した理由は、以前から苦手意識のあった循環器と脳神経外科の分野について、深く学びたいという強い思いがあったからです。入職当初は、慣れない業務を覚えることに精一杯で、その中で専門的な知識を身につけていくことの難しさを痛感しました。
 しかし、先輩方の温かいご指導のおかげで、少しずつではありますが、できることや患者さんを看る視点が増えてきたと実感しています。例えば、心電図の波形から患者さんの状態を予測したり、脳神経外科特有の観察項目に注意を払ったりと、以前よりも自信をもって看護にあたれるようになってきました。
 また、A病棟では様々な患者さんと関わる機会に恵まれ、日々の業務がそのまま学びにつながっています。患者さん一人ひとりの疾患や生活背景に触れることで、看護の奥深さを知ることができました。

 2年目となり、まだまだ未熟ではありますが、1年目で得た経験を活かし、さらなる成長を目指して努力していきたいと考えています。今後は、さらに専門的な知識を深め、患者さんやご家族に寄り添った質の高い看護を提供できるよう、日々精進してまいります。

HCU所属
【集中治療室】

 

矢部さん
 社会人新卒として当院に入職しました。入職研修では各病棟や部署で体験し多職種の業務や役割を知ることができました。
 希望していたユニットに配属させていただき、Aラインや医療機器の管理も多く、初めて見る機械や患者さんの重篤な状態に圧倒された記憶が今も鮮明に記憶が残っています。一から看護業務や手技を教わり、研修や学習ラダーを用いて個別的にステップ方式で進めていけるのは当院の魅力だと感じています。実際に患者さんへの看護は不安でしたが、プリセプターや先輩方のフォロー下で受け持ちが始まりました。部署全体で共有しフォローしてくださるので、わからないことや学ぶべきポイントやアドバイスをその場で教わることのできる環境だと思います。

 2年目に入り少しずつ出来ることも増えましたが、まだわからないことも多々あります。患者さんやそのご家族が安心して療養でき、傍で寄り添える看護師になれるようどう在るべきか自問しながら自己研鑽していきたいです。